アクリル板の加工のポイント               (2002/2 h.hira)
 
1 アクリル板について 
・塩ビ板に比べ透明度に優れ、切断や穴あけなどの加工もしやすい。塩ビ板に比べ割れやすい。
・スミペックス  厚さ2−50mm 色多数 定尺1300×1100 2000×1000など
・アクリ板、アクリライト  600×545など  
 
2 保護紙について
・切断や穴あけなどは、できるだけ保護紙をつけたまま加工する。
 
3 けがき
・保護紙の上からは鉛筆で、はいだ後は細い油性ペンで行う。消すにはアルコールかガソリン、ベ
 ンジンなどで行う。時間がたって落ちにくい時はシンナーで行う。
・油性ペンでけがくと曲げる時、熱で焼き付き、とれなくなるので最小限にけがく。 
 
4 切断
・オルファやNTなどのメーカーから市販されているプラスチックカッターを使う。
・定規をあてて板厚の1/3ほど傷をつけ、机の角などを利用して上から手で折り曲げる。
 
5 機械加工
・糸のこ盤は、刃数5−6/cm ろうや油をぬっておくとくずがつきにくい。
・厚いものや大量に切る時は、横切り盤や丸鋸盤を使う。直径255mmで100目くらいのチップ
 ソーを使う。
 
6 穴あけ(ハンドドリル、電動ドリル、卓上ボール盤)
・下に必ずあて木をする。薄い板や、貫通する時はできるだけゆっくりあける。
 
7 削る 磨く
・カッターの背を利用して削る。
・400−800番の耐水紙ヤスリで磨き、布やパフに研磨剤(白棒、青棒、ピカール)をつけて
 磨くとつやが出る。
 
8 曲げる
・熱可塑性があり、150℃くらいに熱を加えると柔らかくなり自由に曲げることができる。
・120℃くらいから曲がるが、温度が低いと割れやすい。180℃以上では泡が出たり溶ける。
・パイプヒーターで、まず内側を20秒ほど、次に外側を10秒ほどあたため、すばやく曲げる。
・ヒーターに対して、曲げたい面の外側に折り曲げることがこつ。
・型紙などの上で冷えるまでしばらく押さえている。           
・やり直す時は、十分に熱を加えて柔らかくして行う。温度が低いと割れる。
・パイプヒータは、市販もされているが簡単に自作できる。      
9 接着
・瞬間接着剤、エポキシ系接着剤でも良いがアクリサンデーなどアクリル専用の接着剤を使う。
・成分は塩化エチレンや塩化メチレンで、アクリル板自体を溶かして接着する溶剤型接着剤である。
・接着したい部分を密着させておいて、筆で接着剤をつけると毛細管現象で接着剤が浸透する。
・1−2分で一応、硬化するのでそれまで押さえておく。
・強度を必要とする時は、三角形の補強棒が市販されているので利用する。
・水槽などを作る時は、接着剤にアクリル板を入れて溶かし、溶液型接着剤をつくる。