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  水田の水管理の省力化                                         
□ はじめに 
 ひらら農園の水田は2枚で15アールほどです。代かきから収穫まではJAへ委託し、水管理と畦草刈りが一番の仕事です。
今年は水管理の省力化に挑戦しました。参考にしたサイトは、水管理不要の田園です。

□今までの水管理
 
 通常、水田には給水路と排水路が設置されていますが、ひらら農園の水路は給排水兼用です。なぜ、こんなことが可能かというと傾斜地にある水田だからです。下の図のA1とA2、B1とB2の高低差は1mほどあります。

 今までの水管理は、排水口の水門(A2、B2)で水田の水位を決めておき、給水口の水門(A1、B1)を開け、数時間後、頃合いを見て止める方法です。

 排水口の水門(A2、B2)でオーバーフローするので、そのままにしておいても水田の水位は一定に保たれるのですが、冷たい水が流入してしまうので頃合いをみて水門を閉じる必要があります。結果として1日に最低2回は水番をする必要がありました。


□構想
         
 左の図が今までの水路です。右の図のように水田の内側に迂回水路を設置しました。途中までは直径100oの塩ビパイプを埋設し、途中からは幅と深さ20〜30センチの水路を造成しました。また、既存の水門Aの他に水門Bと水門Cを設置しました。

 AとDの高低差は1mもありますが、迂回水路の1/3ほどは高低差がほとんどないというのがミソです。

 Cの水門で水田の水位を調整します。水門Bは、代かき後は、なくてもよいのですが代かき前の通水試験に必要です。

 迂回水路には、いつも水を流しておきます。水田の水が少なくなった時、水門Bから補水されるという仕組みです。水門B付近は
いつも冷たい水が流れていますが、水田全体には冷たい水は流れません。

□材料と工事
 埋設したパイプは近所の設備工事会社から無料で入手しました。接ぎ手パイプはホームセンターで購入しました。開口水路は水田1は畦シートと板材を使用し、水田2はマルチシートで防水しました。B、Cの水門は、市販品(水番など2−3千円)もありますが、窓用アルミサッシの廃物と板材などで自作しました。というわけで、設置費用は水田2枚で数千円ですみました。