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交配種と固定種のちがい(野口種苗)
交配種と固定種の作り方
(野口種苗)


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シリカゲルの再生



■自家採種
 自家採種とは、種子を購入せずに、栽培作物から採種する方法を言います。
 実はその昔、私の叔父は「山田農園」という会社を興して花の種子販売の仕事をしていました。

□F1種と固定種について
 F1種とは交配によって作られた新品種の1代目、すなわち「雑種1代」の品種です。耐病性、多収穫などを目的に品種改良されたF1種は、現在流通している種の多くを占めます。「F1」種と記載されていなくても、「○○交配」と書かれていればF1種です。F1種は一代限りの種子で2代目からは、どんな性質を持ったものができるかわかりませんので自家採種には適しません。このことを知らずに私も自家採種したキュウリを栽培して大失敗をした年があります。
 
 一方固定種とは何世代にもわたりよりよいものを選抜し受け継いできた種で遺伝子的に安定した品種です。その地域の気候や風土に適応した伝統野菜、地方野菜で在来種とも呼ばれます。固定種は自家採種に適した品種でダイズや小豆、ソバなどは今の農家でも購入せず自家栽培したものを種として使用するのが普通です。
 なお、F1種も遺伝子を組み換えたものではなく従来と同じ方法で交配した種子なので、特に危険性があるというわけではありません。特にトマトやキュウリ、ニンジン、ナス、トウモロコシなどは、味や作りやすさともにF1種を越える固定種をみつけるのがなかなか難しいです。F1種で栽培した野菜に慣れ親しんでしまっていて、固定種より美味しいと感ずるようになってしまっているせいかもしれません。
 来年の春蒔き野菜の種子は固定種を意識して購入しようと思います。スイカは旭大和スイカが候補です。

□2017年の自家採種
1野沢菜
 ノザワナは信州の伝統野菜の在来種(固定種)です。野沢温泉村で入手した寺種を元にもう7,8年は自家採種を続けています。春、残しておいた株が1mほどに生長し、一部の種がはじけるころ、まだ青みが残るさやを取り、箱に保管して1ヶ月ほど追熟させます。さやは、からからになり中の種が茶色になったころ手でもむとさやと種は分離します。風選して種だけ取り出しました。さやが黄色くなるまで待っているといつの間にかはじけてしまい種は取れません。

2小玉スイカ
 飯山の義母からいただいた小玉スイカが美味しかったので種を取り出し水洗いして乾燥しました。F1でないと良いのですが。

3カボチャ
 今年は自家採種した白カボチャと購入したカボチャとスーパーで購入したカボチャの3種類の種を使って栽培しましたがスーパーのカボチャの種からとれたカボチャが美味しかったのでこれを来年用に採種しました。水洗いして自然乾燥させただけです。長期保存できる白カボチャも自家採種の予定です。

4そら豆
 ここ3年ほど自家採種を繰りかえしています。莢が枯れてから採種し、さらに自然乾燥させました。

5ツタンカーメンのエンドウ豆
 10年ほど前から自家採種したものを鉢栽培しています。鉢栽培にするのは普通のエンドウと混ざるのを避けるためです。莢が枯れてから採種し、さらに自然乾燥させました。

6ミニトマト 
 完熟すると触るだけでポロッと取れます。爪楊枝で穴を開け天日干しにしました。乾いたところで種を取り出しました。

7パブリカ 
 赤と黄色の苗を1本ずつ購入して育てました。赤のはずが黄色、8月末だというのに黄色のはずのパブリカはまだ緑のママです。赤の方のいくつかは完熟を通り越して腐って落ちていました。天日干しにして種を取り出しました。

8ぼたんこしょう
 赤く完熟して、さらに腐って地面に落ちた実から種を取り出しました。

9ゴーヤ

10トウガラシ 予定

11ダイズ、エダマメ、クラカケマメ、ハナマメ、ソバ、





□過去の自家採種
1ネギ(ナガネギ)
 葱坊主が黒くなってきたら、それを束ねて下向きにしてレジ袋に入れてぶら下げておくと種か袋の中に落果します。

2タマネギ
 タマネギは2年草です。収穫したタマネギを選別して秋に植え直します。半月もすると芽が出て、翌春に葱坊主ができます。
@ネギ坊主を束ねビニール袋に入れて乾燥させる。
A乾燥した包だけをむしりとる
B床の上に置いて足で踏みつけるなどして包を砕き種を分離させる。
Cフルイにかけてゴミを取り除く。
D扇風機を使って残った軽いゴミをふき飛ばす。
Eキッチンペーパー水を含ませ、その上に種を載せ発芽試験をする。

3エンドウ
 取り残して黄変したものから種を取り出しました。10〜20粒もあれば十分です。

4野沢菜
 さやが黄色くなるまで待っているといつの間にかはじけてしまい種は取れません。春、残しておいた株が1mほどに生長し、一部の種がはじけるころ、まだ青みが残るさやを取り、箱に保管して1ヶ月ほど追熟させます。さやは、からからになり中の種が茶色になったころ手でもむとさやと種は分離します。風選して種だけ取り出しました。
 
5ダイコン
 野沢菜と同様の方法で種を採りますが、ダイコンは、サヤが厚くてなかなか分離できません。サヤを指でつぶして種を取り出すのはなかなか大変です。

6ネズミダイコン
 長野県特産のネズミダイコンという「辛みダイコン」の種をもらいました。ソバやうどんに最高です。これだけ種を採るのは大変な作業だと思います。

6シロウリ
 目下熟成中。

7キュウリ
     長野県須坂市の伝統野菜「八町キュウリ」です
黄色くなって1週間以上放置してからから収穫しました。
     二つに割ってスプーンで種を取りだします。
     
     ビニール袋に入れて1〜2日発酵させます。こうするとぬめりが取りやすくなります。
     水洗いし、水に沈んだ種だけ残します。
     新聞紙に広げて天日で乾かした後、日陰で1週間ほど乾燥させます。
     
    品種不明の購入苗で育てたキュウリです。長さ50p以上もあります。
 
     

8ピーマン
赤く熟したものを割って種を取り出し乾燥させます。水洗いは不要です。
     
9トマト
 完熟(コロッと落ちるくらいまで)を待ち、実を採り、竹串か楊枝で数箇所穴を開けて乾燥します、シワシワになった頃中の種を取り出し水洗いをして再び乾燥します。

10カボチャ
 完熟して収穫したものを食用にする時に種を取り出します。我が家では、ここ数年 来、「坊ちゃんカボチャ」という小型品種が人気です。
     
       
       

 

■発芽試験(参考岐阜県教育委員会の高校農業
 自家採種した種の発芽試験をしてみました。平皿に四つに折ったキッチンペーパーを敷いて水で湿らせ間に種を蒔きました。発芽試験には最低でも100粒位を使用したいところですが10粒で試験をしました。
 発芽試験をしたのは8月末。最高気温34度、最低気温25度。発芽装置の水の蒸発が激しく、キッチンペーパーの水分の蒸発が激しいのでペットボトルを利用した発芽実験装置に変更しました。

■ペットボトルを利用した発芽実験装置
1ペットボトルの上部を切り離し漏斗をつくる。
2ロート部分中央にティッシュペーパー3枚ほどを棒状に折りたたんでさしこみ、別に3枚ほどを正方形におりたたんで播種用のベットを作る。
3下部のコップ部分に水を入れ、ロート部分を反対にしてさしこむ。
4毛細管現象で水が吸い上げられティッシュペーパーが湿る。
5種を蒔く。
6アルミホイルで覆って暗くする。
7用いたのはキュウリ18粒ですが、3日目に発芽したのは15粒で発芽率は83パーセントでした。

       
       
       
       
□2017年8月の発芽試験
 古い種の発芽試験を行って芽が出ないものは捨てることにしました。
 いずれも袋のまま常温で保存してあったものです。
◎ 3年目前に購入したダイコン、カブは発芽する。発芽率80%。
@2016/6聖護院大根A2016/6改良富山かぶB2014/6大野紅かぶC2016/6大野紅かぶ
× 7年以上たった大根は発芽しない。発芽率0%
@2005/5信州地大根A2006/5辛み大根B2010/6ネズミ大根C2009/6ネズミ大根
1−2年  ネギ タマネギ ニラ ゴボウ ニンジン シソ ミツバ インゲン ラッカセイ
2−3年  キャベツ レタス トウモロコシ インゲン ソラマメ イネ ムギ ソバ ハクサイ ツケナ カブ ダイコン レタス ピーマン スイカ エダマメ エンドウ インゲン ホウレンソウ
3−4年  トマト アズキ ナス キュウリ カボチャ シロウリ

□種子の保存
 種は「光」「高温」「湿度」で劣化します。種子の保存は、乾燥剤を入れた空き缶、空き瓶、チャック付き袋などに乾燥剤とともに密閉して冷蔵庫の野菜室で保存するのがよいようです。冷凍庫ならさらに長期保存できる。