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刈払機の
メンテナンス


  
○参考リンク
刈払機(WIKI)




農業機械の簡単メンテナンス(ダイヤフラム式キャブレター)

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AT223TDX説明書
































BC32M説明書

























































































































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刈払機のメンテナンス

   刈払機は安価に購入できるので、調子が悪くなるたびに買い直してきたため5台も所有しています。
5台目も調子が悪くなってきたので今回ばかりは修理のDIYに挑戦しました。
■ はじめに
 刈払機は、草木を刈り払う機械で農家の必需品です。かつては高価な機械でしたが今では1〜2万円で購入できます。というわけで我が家にも5台もあります。安物でも3年くらいは調子が良いので修理に出すより新品を購入した方が経済的なのです。安物は下取りなどしてくれないのでどんどんたまってしまったのです。
 刈払機の修理を業者に依頼すると最低でも¥5000円はかかります。22cc〜25ccの草刈機はチップソー付きで¥15000〜¥20000なので、3,4年ごとに新しく買い換えても、修理して使うより安いという計算になります。
 ホームセンター仕様の安物の機械ばかりを所有している私は,部品代¥3000以下を目標に修理に挑戦しました。
 
その結果、部品代0〜2500円で合計10000円以下ですべて動作するようになりました。これで、当分買い換えはしなくてすみそうです。
 パワーのある BC32AとIF425Hは夏草が生い茂った畑用に
 軽いAT223TDXとEM227は水田の畦草用に使用することにしました。
 混合燃料は50:1に統一することにしました。

 

■所有する刈払機と修理の実際

○その1 AT223TDX (共立エコー)
 
 3,4年前に購入した我が家の最新機種です。ホームセンターで¥10000を切って売られていたので衝動買いをしたものです。
 この所、作業の途中でエンストすることが多くなってしまいました。
燃料系統のトラブルと睨んで原因をさがしました。原因は燃料フィルターの汚れで燃料が十分に供給できていなかったようです。
 燃料フィルターと点火プラグBPM8Yを交換し、部品代は合計¥700ほどでした。
燃料タンクキャップをはずし、先を曲げた針金を燃料パイプ(燃料ホース)に引っかけて燃料フィルターを取り出して洗浄または交換する。

○その2 BC32A(BIG-M)
 
 AT223を購入する前に使用していた物です。排気量32ccと所有する機械の中では最大の刈払機です。今は製造されていない固定式スロットルで一番パワフルです。
 こちらも不調の原因は燃料系統のトラブルでした。燃料フィルター、燃料ホース、プライマリーポンプ、ついでに点火プラグBPM6A(CJ8互換)も交換して部品代は¥1000ほどでした。
   プライマリーポンプ(プライミングポンプ)は始動時に押したり離したりしてキャブレターに送る装置です。弾力が無くなっていたり破れていたら交換しましょう。


○その3  IF425H(カーツ)

  ホンダの4サイクルエンジンG25を搭載しています。G25は2002年に発売された製品ですが、15年たった2017年の今でも販売されているホンダの傑作エンジンです。
  燃料フィルター、燃料ホース、点火プラグを交換しキャブレターを洗浄しました。アイドリングはしますが回転を上げるとストップしてしまいます。
  考えられる原因は燃料キャップとキャブレタのダイヤフラムです。GX25の燃料キャップには、燃料タンク内の圧力を調整するブリーザーが内蔵されているのですがその部分を以前に紛失してしまったのです。

 この燃料キャップは、楽天で入手できますがなかなか高価です。送料込み¥1300もするので発注をためらっていたのですが、ホンダの品番で検索すると何とモノタロウで¥513(品番17620-ZN3-063)で販売されているのをみつけました。
 モノタロウではGX25の純正パーツが安価で入手できます。燃料フィルター¥190(品番17672-Z0H-003)、プライマリポンプ¥147(品番16032-ZM3-004)、空気フィルター¥238(品番17211-Z0H-000)、点火プラグCMR5H¥408でした。燃料フィルターやプライマリーポンプはヤフオクより安いくらいです。
 ここまでの修理で始動とアイドリングはOKとなったのですが回転を上げると停止してしまいます。原因はキャブレータのダイヤフラムの劣化と考えられますので交換を検討しましたが、amazonでCHINA製のGX25用キャブレータ一式を何と¥1240で入手することができました。プライマリーポンプとダイヤフラムを交換する費用と同じくらいです。あまりにも安いので作動するか心配しましたが、交換するとふけ上がりも良くほぼ完璧に修理ができました。
 なお、購入した部品の総額は¥2500ほどでした。

IF425Hの使用方法(動画)
ホンダ刈払機の使用してみての感想(動画)
4st刈払機オイル交換(動画)

○その4  AC240(アサバ)
 手持ちの機種では最も古いものです。プライマリーポンプが燃料タンクに取り付けられていて、ピストンバルブ式ダイヤフラム型キャブレータが使用されています。サイト検索してもこの機種に関する情報は全く見つかりません。
@燃料フィルター、燃料ホース、プライマリーポンプ部の洗浄
 この部分は特別製で入手が難しそうなのでプライマリーのみ交換し、後はパーツクリーナーで洗浄しました。
Bキャブレタの洗浄
 本格的に修理するにはダイヤフラムの交換が必要ですがとりあえずパーツクリーナーで洗浄しました。 点火プラグとプライマリーポンプの交換で部品代¥850でとりあえず動作はするようになりましたが、これ以上費用をかけて修理するかどうかは迷う所です。


○その5 EM227(マキタ) 
 
   これもかなり年代物の機械です。マキタのすごいところはかなり古い機種でもパーツが販売されていることです。しかし、結構高額になってしまうので汎用品の安物の部品で修理に挑みます。
 
@空気フィルター、燃料フィルター、燃料ホースの交換
 
 燃料フィルターや燃料ホースは汎用品で十分です。ヤフオクで両方で¥300で購入できますのでストックしておきます。17211-ZM3-000
Aキャブレタの洗浄とダイヤフラムなどの交換
 刈払機のキャブレータはダイヤフラム式が使用されます。ダイヤフラムとは日本語では隔膜のことです。ダイヤフラム式キャブレータはダイヤフラムの往復運動(振動)と逆止弁を組み合わせて燃料をコントロールしています。刈払機のキャブレータはWalbroかZAMAが多く使用されているようです。 EM227のキャブは、チョーク付きでワルボロのWYL90Bの刻印がありました。純正部品は¥10000もします。
 ダイヤフラム式キャブレータの不具合は、@ダイヤフラムの汚れA各部の穴の汚れBインレットスクリーンの汚れCメタリング弁の汚れDダイヤフラムの汚れEダイヤフラムの劣化などが考えられます。 
 ヤフオクのキャブレータパーツドットコムでオーバーホールキットを送料込み¥680で入手しました。 ちなみにマキタの純正部品だとメタリングダイヤフラムY1600、ポンプダイヤフラム¥1200です。

 ダイヤフラム・ガスケットセット、 プライマーポンプWPV12-A、インレットスクリーン (キャブ内の金属製フィルター)、 チェックバルブ (赤色 傘径10mm)、 インレットレバー (メタリングレバー) + レバーピン + インレットニードルを交換しました。



B始動しない 
 スロットルバルブ弁調整ネジは基本的に触らない方がよい部分のようですが知らずに外してしまいました。右回りに締め切ってから1回転戻し、調整しましたが始動しません。
 点火プラグをはずしてみるとプラグは濡れています。つまり、燃料はシリンダまできているということです。プラグの火花試験をするときれいな火花が飛びます。ところが、燃料を直接シリンダに入れてスターターを引いても爆発しません。
 始動しない原因は点火系にありそうです。草刈り機の点火系メンテを参考に原因を探します。念のためまず排気系統を点検しましたが問題は

なさそうです。
 悪戦苦闘、四苦八苦の結果ようやくつきとめた原因はプラグキャップの不良でした。点火プラグを外して点火試験をすると火花が飛ぶのに点火プラグをセットすると接触不良で火花が飛ばないという現象を起こしていたようです。コードの先端を少し切り、古いエンジンから外したプラグキャップを取り付けたらなおりました。

 修理に要した部品代の総額は点火プラグBPM7Aも含めて¥1500ほどでした。

■ 刈払機あれこれ
1刈払機の故障と原因
(1)症状から探る
@エンジンがかからない
・点火系統→点火プラグの汚れ、プラグキャップの破損
・燃料系統→燃料フィルター、燃料ホース、プラーマリーポンプ、キャブレターの汚れ・破損
・空気系統→エアーフィルターの汚れ、詰まり
・排気系統→マフラーの汚れ、詰まり
Aアイドリングで止まる、回転を上げると止まる
・燃料系統→燃料フィルター、燃料ホース、キャブレターの汚れ・破損
・空気系統→エアーフィルターの汚れ、詰まり
・排気系統→マフラーの汚れ、詰まり

(2)部品から探る
@エアーフィルターの汚れ→始動困難、回転数が上がらない
 中性洗剤入りのぬるま湯で洗い、よくかわかす。
 または、混合燃料で洗ってから絞る。
A燃料フィルターの汚れ→始動困難、回転数が上がらない
 ガソリンで洗浄し、エアーで吹き飛ばすかパーツクリーナーで洗浄する。汚れがひどいときは交換する。
B燃料ホースの不良→始動困難、途中で停止
 交換する。
Cプライマリーポンプの不良→始動困難
 交換する。
Dキャブレータの不良→始動困難、回転不安定
 キャブクリーナーで洗浄する。ダイヤフラムを交換する。
Eマフラーの不良→
F点火プラグの不良
 
プラグの選び方(動画)

プラグの選び方(動画)
プラグ熱価(動画)
   AT223TDX  BC32A IF425H   AC240  EM227
 NGK  BPM8Y  BPM6A CMR5H    BPM7A
 Champion  RCJ6Y  CJ8Y      CJ7Y

2 刈払機の長期保管
@燃料タンク内の燃料を抜き取る。
Aプライマリーポンプの内部の燃料を抜く。
Bエンジンを始動し自然に停止するまで低速運転をする。
C点火プラグを外し、10ccほどの2サイクル用エンジンオイルを入れ、スターターロープをゆっくり引いて内部にオイルを行き渡らせる。
Dピストンを最上部に動かして点火プラグを取り付ける。
Eエアークリーナーの清掃をする。
Fギヤヘッドのグリスアップとアクセルワイヤーの注油。
   ボルトを外し、左回りに回転させながら耐熱性リチウムグリスを注入口の口元まで入れてボルトをしめる。
   ワイヤーケーブルの注油は、ケーブルインジェクターを使用する方法もありますがビニールの小袋でも簡単にできます。

Gボルト類のゆるみがないか点検する。

3 回転刃について
     
 4枚刃  チップソー  ナイロンカッター
 刈払機の刃は、かつては4枚刃や8枚刃が使われましたが現在ではチップソーが主流です。口径230oと255oがあり、大きい方が効率が良いのですが25cc以上のエンジンが必要です。
 紐式のナイロンカッターは、草の根本まで刈ることができ小石も気にしないですみますが、やはり大きなエンジンを必要とします。また、飛び散った草木で作業着がひどく汚れます。
 チップソーも色々な種類がありますが、私がもっぱら使用しているのは、1枚1000円以下で購入できる230o36枚刃です。

4 混合燃料について
 
 2サイクル刈払機の燃料は、ガソリンと潤滑油を混合して使用します。かつてはガソリン25:潤滑油1を指定するエンジンが主流でしたが、現在では50:1を指定するものが増えてきています。
 2サイクル用の潤滑油にはFA,FB,FC,FDの規格があり、25:1ではFB級、50:1ではより高性能なFC級を使用します。中には100:1で使用できる潤滑油もあります。FB級は1L¥500、FC級は¥700、FD級は¥700程度です。
 25:1を指定しているエンジンでもFC級かFD級のオイルを使った50:1の燃料を使用した方が良いという説とやはりエンジンが焼き付く恐れがあるという説がありますが、マキタMEM2600Uの説明書では混合比25:1、FC級以上のオイル使用時は50:1の記載があります。

5 安全な使用方法
ハスクバーナ 新安全講習テキスト
Takaよろず研究所


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